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2005年1月24日 (月)

深夜コンビニ日誌

ブラジル銀行を辞めてから今の電話会社に就職するまで
昼間は郵便局で夜はコンビニで働くという二重生活を送っていました
その時つづっていたのが本日紹介する「深夜コンビニ日誌」です
これは別設営のホームページ上で公開されていたもの
この度そのHPの閉鎖に伴い消滅してしまうのはモッタイナイので
本ブログ上にて永久公開の運びと相成りました

さあ、それでは「深夜コンビニ日誌」お楽しみください

深夜のコンビニは客もまばら
店員は暇を持て余し眠気と闘っている
多くの人がそう思っているでしょう
BUTそれはトンでもない誤解です

<< 店頭のゴミ箱は大賑わい >>

 深夜コンビニのゴミ箱は処分に困った物を捨てるにはモッテコイ
 闇に紛れて色々な物が捨てられていきます

【その1】 犯人は多分(て言うか絶対)酔っ払いだと思います
 ある日ゴミ袋を交換しようとしたら何か異様な臭いが...
 気のせいかと一瞬思いましたがマサカまさか
 袋の底にはナミナミと黄色いオシッコが溜まっていました
 よほど我慢できなかったのでしょうねえ

【その2】 また他の日ですがゴミ袋を交換しようとしたらズッシリとした重量感
 袋の中にはボーリングの玉くらいの大きさの物体が!
 ついにバラバラ殺人事件に遭遇か!
 しかし見れば単なる機械の金属製フィルターの様な物でした
 人騒がせにも程があるし燃えるゴミじゃあないでしょうが

<< コンビニエンスとは何でも売っているという意味ではありません >>

 POS管理システムにより売れない物は次々と棚から消えて行く
 それがコンビニ商品の運命です

【その1】 インクジェット・プリンターのインクありませんか?と訊かれて我が耳を疑ったことがあります
 その人だいたい何種類のメーカーが何種類のプリンターを製造しているか分かっているのでしょうか
 家電量販店でも手に入らなくて取り寄せさえ在り得るのに
 そんな物コンビニの狭いスペースになんて置けましぇーん

【その2】 自転車でやってきた女性客
 いきなり「空気入れ売ってますか?」だって
 朝まで待って自転車屋さんへ行くか24時間営業のガソリンスタンドで空気を入れてもらってください
<<追記>>後から知ったのですが100円ショップ等でスプレー缶式の空気入れが売られているようです

【その3】 ちょっと気取った女性が高いワインを買っていきました
 私は育ちが良いから飲むお酒も違うのよって感じで
 しばらくすると同じ女性が戻って来て店内をウロウロ
 「コルク抜き無いの?」と訊かれましたが店では売られていませんでした
 すると「コルク抜きも売ってないのにワインなんか売らないでよ!」と捨てセリフを残して女性は怒って帰っていきました
 おまえこそコルク抜き持ってないのにワインなんか買うなよな

 それ以来コルク抜きが棚に置かれるようになりましたが全く売れずに埃をかぶっています
 やっぱりワイン飲む人ならコルク抜きくらい持ってますよね

<< トイレは無法地帯 >>

 黙ってトイレだけ使って帰っていく客には腹が立ちます
 しかし必死で商品陳列している最中に「すいませーん」とレジまで呼びつけられ「トイレ貸してください」ってのもチョット...

【その1】 若者4人組なぜかトイレの辺りをウロウロ
 入れ替わり立ち代りミネラルウォーターや炭酸飲料を1本ずつ買ってはトイレの方へ
 まるで誰かを介抱しているかの様
 やがてレジの方をチラリと見ながら全員帰って行きました
 もしかして!とトイレを覗くとナンとなんと床はゲロで汚されていました
 すぐに追いかけて「掃除して行け!」と怒鳴りましたがニヤニヤしながら車でトンヅラ
 トイレ掃除をしながら彼らが飲酒運転で警察に捕まることを祈ったのは言うまでもありません

【その2】 酒臭い客がトイレに入ったような気がしたんです
 1時間たっても2時間たってもトイレの鍵はかかったまま
 他のお客さんからも苦情が出るし店長を電話で起こして相談した上で警察を呼ぶことにしました
 しかし年末で忙しいせいか警察は何だかんだ言い訳をつけて来てくれませんでした
 そのまま朝をむかえ店長らと頭を悩ませていたら偶然ですが器用なお客さんが現れトイレの外から鍵を開けてくれました
 ところがトイレの中は空っぽ...誰もいませんでした
 なんともミステリアスな事件でしたが防犯ビデオをチェックした結果これまた器用な子供のいたずらによることが分かりました
 彼が大人になって空き巣で生計を立てるようにならないことを祈ります

<< 電子レンジもセルフサービスの店が羨ましい >>

 いかに電子レンジ待ちのロスタイムを少なくするか
 それはコンビニ店員の永遠のテーマと言って過言ではありません

【その1】 まさか家庭用のレンジを使っている店はないでしょう
 コンビニのレンジは業務用なので温めるスピードも速い速い
 余りにも速すぎて店員が手抜きしていると思い込みレジ袋に手を突っ込んで確認している姿をよく見ます
 確認もしないで「はやすぎる!ちゃんと温めたのか?」と文句をつける客には「スイマセン」と謝りながら容器が変形するまで温めてやります
 ただしレンジから出すとき火傷しないように注意しましょう

【その2】 駅弁じゃないんだからコンビニ弁当は温めて食べたいでしょう
 だからお客さんには「温めますか」と標準動作として尋ねます
 もっとも「結構です」というお客さんも大勢いらっしゃいますが

 そうではない食べ物たとえばパンとかオニギリとかは「温めてください」と言われれば気持ちよくレンジアップしてさしあげますが特に言われなければそのままレジ袋です
 ところが中には「なぜ温めるかどうか訊かないんだ?」とか「これは温めて食べるのが常識」とか言いがかりをつける客もしばしば
 温めが必要なのはアンタの冷え切った心だろうが!

【その3】 たしかにレンジ待ちの時間はもったいないと思いますが「これ先に温めておいて」と言って他の商品を物色しに行く客も困ったものです
 バーコードをスキャンする前にレンジにかけてしまうと読み取りができなくなる場合があるんです
 先にレジを通してしまうと「やっぱ要らない」と客に言われれば自分で買取しなければならないし
 1度なんか温めておいた弁当をドサクサに紛れて金も払わずに持ち逃げされたことがあります 
 頼むからコンビニなんかで食い逃げするなっつうの

<< 俺はオマエの召使か!>>

 商品陳列とか値札つけとか床の掃除とか独り深夜勤務も楽じゃない!
 朝まで休憩できないことだってザラにあります
 しかもお客さんが一度に集中すれば行列がなくなるまでレジに釘付けです
 そういう時に限ってワガママな客が現れるんです

【その1】 タクシー呼んでくれって言う酔っ払い客が多すぎます
 そもそもコンビニでタクシー呼ばせようとする神経が理解できません
 慣れない頃は言われるがまま電話をかけていたものですが深夜ゆえタクシー会社もなかなか電話に出ません
 今はタクシー会社のフリーダイヤル番号を手渡し「お客様の方でお呼びください」と丁重にお断りしています

【その2】 我が店ではカップラーメンにも割り箸を付けています
 それだけでも大サービスだと思うのですが中には「お湯入れてくれ」という厚かましい客も
 「ポットをご用意してございますのでセルフサービスでお願いします」と言っても酔っ払い客には日本語は通じません
 そういう聞き分けの無い客のカップラーメンは粉末スープをわざと半分しか入れないで薄味に仕立てて差し上げます
 どうせ酔っているから味なんて分かりゃしない

【その3】 レジに行列が出来ていると必ず現れるのが横入りする客
 急いでいるからとか何とか言い訳するけど急いでいるのは他のお客さんだって一緒
 ましてや何も買わずに道を教えてくれとか1万円札両替してくれとか割り込む野郎の脳味噌はどこかの大学病院に研究材料として送ってやる!

【号外】
 店を辞めることが決まり残りあと僅かとなったある夜、タクシーの運転手が血相変えて飛び込んできました
 「おい!隣のコンビニいま強盗が入ってるゾ!お前のところじゃなくて良かったなあ」

 本当にうちの店じゃなくて良かった
 その時は心の底からそう思いました
 辞める直前にそんな目に遭っていたら今までの良き想い出が台無しになるところでしたから

 しかし、その考えは次第に変化していきました
 強盗騒ぎの直後から客の入りが増え始め、やがて警察の捜査がこちらにまで及ぶようになった頃、忙しさはピークに達しました

 知りませんでしたが、強盗が入るとその店は封鎖されるんですね
 急に忙しくなったのは、隣の店の客が当店に流れて来たから
 警察がやって来たのは、犯人が当店も物色した形跡がないか調べ、捜査に方向性を見出すため
 強盗に入られた店と異なり、封鎖まではされないため、これらに、たった一人で対応しなければならず、いっそのこと、うちに強盗入ってくれた方が良かったなんて罰当たりなことまで考えてしまいました

 犯人が逮捕されたか否かは知りませんが、今から考えれば、やはり他店を選んでくれて良かったと思う方が正解でしょう

以上、深夜コンビニ日誌でした<<完>>

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