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2008年9月17日 (水)

プラス思考、日本人も見習いましょう

ガソリンは高いし
食品は軒並み値上げ・・・

有効求人倍率も相変わらず低いし
このままでは日本はどうなってしまうのか?

な~んて考えてる貴方
地球の反対側の若者を見習いましょう!

将来に夢をつなぐ青年=世界一肯定的なブラジル=現実的で小粒化の傾向も

 三日付けエスタード紙によると、将来を最も肯定的に考えているのは伯国青年だという。
 世界一三二カ国で実施された「将来と現在の幸福指数」調査で、一五~二九歳の伯国青年の考える五年後の幸福度は九・二九。以下、米国九・一一、ベネズエラ八・八七、フランス八・七八、デンマーク八・〇。将来の肯定的思考は国全体のもので、八〇歳までの場合も世界一の八・二九。
 調査担当者は、この傾向は好況な伯国経済を反映と分析。就学年数が一五年で三・一年延び(過去の平均は一・五年)、〇七年の正式雇用の九三%は二九歳までの青年など、青年の労働市場進出が進み、収入が増えた結果だという。
 一方、現在の幸福度は六・六で五三位(八〇歳まででは二三位)。現状に満足していない青年が多いということになる。
 青年層で現在の幸福度が高いのは、イスラエル、オランダ、フィンランド。ラ米一のプエルトリコは世界五位。八〇歳までは、デンマーク、フィンランド、スイス、オランダ、カナダ、ノルウェーと続き、ラ米一のコスタリカは一八位。
 一方、現在や将来に悲観的なのはアフリカ諸国が多いが、ハイチ青年は世界で二番目に悲観的。
 ここで思い出されるのは八月二十七日エスタード紙の世界銀行報告で、アフリカでは日収一・二五ドル以下の極貧者が増加中。アフリカ諸国や、食糧の五割を輸入し、国民の八割が一日二ドル以下で暮らすハイチでは、食糧危機による暴動なども経験している。
 一方、食糧危機の心配はないといわれ、中流階級が国民の半数以上といわれ始めた伯国では、収入で中流でも、実際は下流だと考える人も多い。
 それもあってか、七月二十七日フォーリャ紙では、一六~二五歳の青年の半数以上は、就職、自宅購入、大学進学・修了が夢との報道。社会的関心が低く、覇気に欠け、大人社会への反発もないなどのコメントもあった特集では、社会全体が同じ意見を持ち、青年は「小さな大人」とも。
 性の乱れや、ファッションや容姿への関心の高さが強調される青年たち。自然や資源に恵まれ、BRICsともてはやされる国、貧困に悩まされることもない環境では、現状への不満はあっても、将来への不安は霧散するのだろうか。

ニッケイ新聞 2008年9月4日

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