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2009年3月10日 (火)

子供は純粋に、大人は打算的に

同年齢の子供たちの力になろうと
各務原市の小学生がブラジル人学校に寄付
(美談です!!)
その一方で、大人もブラジル人に帰国支援

前者が純粋な気持ちの表れであるのに対して
岐阜県の皆様には申し訳ないのですが
後者を「厄介払い?」と感じるのは私だけ?

本当の支援とはブラジルに帰すことではなくて
彼らが日本に定着できるような支援
例えば、日本語教育とかではないでしょうかね

2009030702100100【岐阜】各務原の小学生、ブラジル人学校を支援 育てた米の売上金寄付

 各務原市各務西町の中央小の5年生が6日、自分たちで育てて販売した米の売上金を同市鵜沼山崎町のブラジル人学校「ノヴァエタッパ」に寄付した。不況の影響で経営に苦しみ、十分な給食を取ることができない同校の子どもたちのためで、「おいしい給食を食べられるように」と願いを込めた。
 中央小では、総合学習の一環として児童が毎年米作りをしている。今回は5年生約80人が育てた米約350キロを1月下旬に保護者らに販売し、約7万円を得た。
 寄付を思い立ったのは「ノヴァエタッパ」の窮状を訴える新聞記事がきっかけ。同校では親の失業などで学費が払えない子どもの退学が増え、経営状況が悪化。子どもたちに十分な給食が出せない状態が続いていたという。
 教員から新聞記事を紹介された児童らが、米作りで得た売上金をブラジル人学校に贈ろうと声を上げ、寄付が実現した。
 6日には、中央小をブラジル人学校の子どもたち6人と校長らが訪問。中央小の児童が寄付金3万4000円を手渡した。戸崎萌花さん(11)は「大切に使ってほしい」と話し、ジョージ・イマムラ君(15)は「日本の子どもたちが協力してくれてうれしい。給食に役立つと思う」と笑顔を見せた。
 「ノヴァエタッパ」は同市内にある唯一のブラジル人学校で、2003年に開校。園児から高校年代までを受け入れ、日系ブラジル人の子どもたちがボルトガル語による授業や日本語教育を受けている。生徒数は90人ほどだったが、昨年末から退学が相次ぎ、現在は約50人にまで落ち込んでいるという。(青山直樹)

中日新聞 2009年3月7日

離職ブラジル人の帰国支援 旅費を無担保融資

 雇用情勢の悪化で職を失った県内の日系ブラジル人の帰国を支援するため、県と県国際交流センター、東海労働金庫(名古屋市)が、帰国時の航空券購入費を無担保・無保証で貸し付ける融資制度を創設することが3日、分かった。支援対象は700人程度を想定しており、事業規模は1億円。来週から説明会を行い、帰国は今月下旬から来月上旬になる見込み。
 全国的に外国人失業者の対策が求められる中、国内有数の日系ブラジル人集住地域であることを踏まえ、全国に先駆けて取り組む。
 県の調査で、昨年秋から今年2月にかけて県内で職を失ったブラジル人は約3000人に上る。このうち、子ども100人を含む700人程度が帰国を希望するものの、旅費の支払いが困難な状態という。
 支援対象は、昨年8月以前から県内に住み、日本語の会話が不自由などの理由で再就職のめどが立たず、生活に困窮する恐れがある離職者。航空券の購入に必要な12万円程度を貸し付け、5年間で返済を求める。金利は年1・5%。
 混乱を防ぐため、貸付金の受け渡しはなく、帰国当日に空港で航空券を手渡す。帰国便の手配などは県と旅行会社が行う。
 来週以降、大垣市の西濃振興局と美濃加茂市の中濃振興局で、融資条件などの説明会を行った後、受け付け窓口を設ける予定。

(岐阜新聞 2009年3月4日

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